「ファイナンシャルプランナーの資格を活かしたいけど、どんな在宅副業があるのだろう」「未経験でも本当に稼げるのか」「仕事内容や収入が知りたい」このようなお悩みはありませんか?
新NISAのスタートでお金に関する意識が高まっている今、ファイナンシャルプランナーとしての在宅副業は追い風になっています。正しい手順で副業を始めれば、FP初心者でも着実に稼ぐことは可能です。
そこで本記事では、在宅でFP副業を始めたい方へ向けて
- ファイナンシャルプランナーのおすすめ在宅副業5選と収入の目安
- 未経験からファイナンシャルプランナーとして副業を始めるための3ステップ
など具体的な仕事内容から注意点までを詳しく解説します。
あなたに適したファイナンシャルプランナーとしての在宅副業を見つける参考として、ぜひ最後までお読みください。
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ファイナンシャルプランナーが在宅副業におすすめな理由3選

在宅副業としてファイナンシャルプランナーがおすすめな理由は、以下の3つになります。
- 年齢が高くても仕事面で有利に働く
- 国家資格だから半永久的に活用できる
- キャリアの汎用性が高い
年齢が高くても有利に働く
ファイナンシャルプランナーは、年齢を重ねていることがキャリアで有利に働く仕事です。お金に関する相談は、人生のさまざまなイベントと密接に関わっています。
たとえば、
- 住宅の購入
- 子育て
- 介護
- 老後の資金計画
といった相談に対し、実体験に基づいたアドバイスができることはお客様に喜ばれます。豊富な人生経験から語られる言葉には重みがあり、お客様に安心感を与えるので年齢を重ねているほうが有利になりますよ。
上記のような特徴もあり、ファイナンシャルプランナーの受験層も年齢が高い傾向にあります。

PR TIMESによると、2024年1月に行われたファイナンシャルプランナー2級の受験者の60%以上は40代〜60代というデータに驚くのではないでしょうか。
このように、年齢と共に積み重ねた経験が価値となるため、長く続けられる在宅副業を探している方にとって、ファイナンシャルプランナーは魅力的な仕事です。
国家資格だから半永久的に活用できる
ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)は「国家資格」であり、一度取得すれば失効する心配がありません。さらに、2025年4月にはFP2級にもCBT方式が導入され、自分のスケジュールに合わせて受験しやすくなったのも大きな利点です。
CBT方式とは、テストセンターのパソコン上で受験する試験形式です。従来は年3回のみの受験でしたが、CBTが導入されて比較的いつでも受験が可能になりました。
そのため、忙しい方でも受験しやすく、学習計画も立てやすくなりました。こうした資格の取得のしやすさと「国家資格」という将来性から、安定した在宅副業のキャリアを築きたい方にファイナンシャルプランナーはおすすめです。
キャリアの汎用性が高い
ファイナンシャルプランナーの資格で得られる知識は汎用性が高く、幅広いシチュエーションで役立ちます。たとえば、FP資格の学習範囲は金融・不動産・ローン・税務・保険・年金など人の一生に関わるほどの広範囲です。
そのため、日本FP協会によると、ファイナンシャルプランナーの知識を活かして以下のような活躍する人が多いと述べています。
- ライフプラン業務で独立する
- 金融機関内での知識のアピール
- 一般企業内で仕事の幅を広げ、活躍する
- 家計管理や資産運用に活用する
- 転職でのスキルの証明
- 執筆業

ファイナンシャルプランナーの汎用性の高さのおかげで、在宅などの柔軟な働き方ができる点も、副業としてのおすすめポイントになります。
ファイナンシャルプランナーのおすすめ在宅副業5選

ここでは、ファイナンシャルプランナーのおすすめ在宅副業5選をご紹介します。働き方や向いてる人の特徴などを参考に、ご自身に適した在宅副業を選びましょう。
仕事 | 業務内容 | 収入目安 | 特徴・向いてる人 |
---|---|---|---|
Webライター・記事監修 | 資産運用や保険・ローンといった金融関連のWebメディアに掲載される記事の執筆 | ・Webライター: 単価1円〜5円程度が相場 ・記事監修:金融分野の記事監修は1記事2万5千円〜4万円が相場 | ・情報収集が得意な人(法令改定に敏感な人) ・コツコツと作業するのが得意な人 ・文章を書くことが好きな人 |
オンラインでの個別相談 | Zoomなどのオンラインツールを活用し、在宅で個人のお客様のお金に関する悩み相談解決 | 1時間あたり5,000円〜20,000円が相場 | ・コミュニケーション能力が高い人 ・課題解決に向けて論理的に考えられる人 |
オンラインセミナー講師 | 得意分野をテーマに、オンラインでセミナーや勉強会を開催 | ・セミナーの参加費によるが、1回数千円から数万円が相場 ・企業研修の場合は、1回の講演で数万円から数十万円の報酬 | ・特定の分野に深い知識がある人 ・企画や集客に関心がある人 |
YouTubeやSNSなどの情報発信 | お金に関する役立つ情報を、YouTube・Instagram・XなどのSNSで発信 | ・主な収入源は、YouTubeの広告収入・企業からのPR案件 ・チャンネル登録者数や再生回数に左右されるが、人気が出れば月数万〜数十万円以上の収入可能 ・企業案件は、フォロワー数に応じて1件あたり数万円からが目安 | ・動画編集やデザインに興味がある人 ・継続的に発信できる人 |
ブログ・アフィリエイト・有料note | ・FPの知識を活かした記事を執筆・公開 | ・ブログ・アフィリエイト:アクセス数や成約数によって大きく変動し、月数千円から数十万円以上と幅広い ・有料note: 記事の価格は数百円から数千円程度で設定されることが多い | ・マーケティングに興味がある人 ・長期的な視点で物事に取り組める人 |
Webライター・記事監修
ここでのWebライターはファイナンシャルプランナー資格を活かした金融特化ライターや金融記事の監修を前提に説明します。資産運用や保険・ローンといった金融関連のWebメディアに掲載される記事を執筆する在宅副業です。
- iDeCoの始め方
- ふるさと納税の仕組み
- 住宅ローンの賢い選び方
といったテーマで、初心者にも分かりやすく解説する記事を作成します。記事監修は、ライターが執筆した記事の内容を専門家の視点からチェックする仕事です。
「誤った情報がないか」「読者に誤解を与える表現がないか」などを確認し、必要に応じて修正・追記を指示します。監修者として記事に自分の名前やプロフィールが掲載されることも多く、自身のブランディングにも繋がりますよ。
こちらの在宅副業が向いてる人の特徴は以下になります。
- 法改正や新しい金融商品の情報など、常に最新の知識をインプットできる人
- 専門知識を、読者にとって分かりやすい言葉で伝えるライティング力
オンラインでの個別相談(コンサルティング)
zoomなどのオンラインツールを活用し、在宅で個人のお客様のお金に関する悩みを解決する副業です。
よく相談される内容としては、
- 家計の見直し
- 老後資金の準備
- 教育資金の計画
- 資産運用の始め方
相談者のライフプランや価値観をヒアリングし、専門的な視点から具体的なアドバイスや解決策を提案する力が必要です。
こちらの副業が向いてる人の特徴は以下になります。
- 相談者の悩みや不安に寄り添い、親身になって話を聞く傾聴力がある
- 専門的な内容を分かりやすく説明し、相談者が納得できる提案が得意
オンラインセミナー講師
ファイナンシャルプランナーとしての得意分野をテーマに、オンラインでセミナーや勉強会を行う在宅副業です。2024年から新NISAが始まり、1800万円まで非課税の枠を利用して資産運用できるようになりました。
そのため、最近は週末に行われる「初心者向けNISA活用セミナー」が人気講義になっています。
この在宅副業が向いてる人の特徴は以下になります。
- 参加者を引きつけ、分かりやすく情報を伝えるプレゼンテーションが得意
- 「住宅ローン」や「保険の見直し」など、自身の強みを活かせる専門分野を持っている人
- 魅力的なセミナーを企画し、SNSを活用して参加者を集めるマーケティングスキルに自信がある
- 週末を中心に在宅副業したい人
YouTubeやSNSでの情報発信
お金に関する役立つ情報を、YouTubeやInstagram・XなどのSNSで発信し、収益を得る在宅副業です。近年、「新NISAの解説動画」「配当金で不労所得」といったコンテンツが人気となっています。
こちらの在宅副業が向いてる人の特徴は以下になります。
- 難しい内容を図解化するのが得意
- コンテンツ作成するスキルがある(デザイン力・リール動画など)
- 継続的な発信でファンを増やす意欲と根気がある
アフィリエイト収入(ブログ・有料noteなど)
ブログやnoteを開設し、ファイナンシャルプランナーの知識を活かした記事を公開して収益を得る在宅副業です。
アフィリエイトとは、ブログで紹介した商品やサービスが読者に購入・契約されると、成果報酬が支払われる仕組みにです。たとえば、「証券会社の口座開設」や「保険相談サービスの申し込み」に繋げることで報酬が発生します。
こちらの在宅副業が向いてる人の特徴は以下になります。
- Webライターと同様、文章を書くのが好きで 読者の悩みを解決する質の高い記事を書ける
- どのようなキーワードで検索されているかを分析し、読者を集めるためマーケティング視点がある
- 収益化には時間がかかるため、すぐには結果が出なくても諦めずに継続できる
ファイナンシャルプランナーを未経験から始める方法

未経験からファイナンシャルプランナーの在宅副業を始めるには、3つのステップがあります。
- まずはFP2級以上を取得する
- 本業とファイナンシャルプランナーを掛け合わせる
- 業務委託先を見つける
ステップ①まずはFP2級以上を取得する
未経験から信頼を得て仕事に繋げるためには、まずFP2級以上の資格取得がおすすめです。
ファイナンシャルプランナーは資格がなくてもできますが、国家資格であるFP技能士資格が専門知識の証明となり、お客様からの信頼性が向上します。特に実務経験がないうちは、資格が信用の裏付けとなります。
そして、在宅副業として安定的に稼いでいくには、「FP2級」がひとつの目安とされているのをご存知でしょうか。
具体例でいうと、Webライターや記事監修では、応募欄に「FP資格2級以上の保有者を優遇」と記載してあるケースも多いです。そのため、ファイナンシャルプランナーとして在宅副業を始める第一歩として、FP2級取得はぜひ前向きに検討しましょう。
ステップ②本業とファイナンシャルプランナーを掛け合わせる
FP資格を取得した後の次のステップは、ご自身の本業で培った知識とファイナンシャルプランナーの知識を掛け合わせです。単にFP資格を持っているだけでは、他のプランナーとの差別化は難しいのが現状です。
しかし、本業の知見を活かすことで、「特定の分野に詳しいファイナンシャルプランナー」として独自のポジションを築けます。これによりターゲット顧客を絞り込み、より専門性の高い、付加価値のあるアドバイスが可能になります。
たとえば、不動産業界で働いている方なら「住宅購入に強いFP」・ITエンジニアなら「フリーランスの資産形成に詳しいFP」といった肩書きで活動できることも。
このように、本業との掛け合わせによって、自身のファイナンシャルプランナーの価値に独自性を出しながら安定的に在宅副業できます。
ステップ③業務委託先を見つける
本業とファイナンシャルプランナーを掛け合わせた最後のステップでは、業務委託で仕事を探すことです。未経験から個人で直接顧客を見つけるのは簡単ではありません。そのため、どこかの金融企業で実務を通して、経験値を上げていくのが一番効率的です。
しかし、未経験からファイナンシャルプランナーとして在宅副業で金融業界に参入するのは非常にハードルが高く、おすすめしません。そこで、狙い目なのが「金融教育事業」の業務委託です。
未経験からのファイナンシャルプランナーこそ「金融教育事業」がおすすめな理由は以下になります。
- 金融知識を自ら意欲的に学んだ経緯を評価してもらいやすい
- 金融を学びたい受講生の気持ちを理解し、寄り添える
- 学び始めた受講生が「どこでつまずくか」のポイントがわかる
このような理由から金融教育事業では、未経験からファイナンシャルプランナーになった人材も積極的に採用する傾向があります。
まずは業務委託で経験を積み、その後はクラウドソーシングサイトなどで「金融特化型ライター」や「オンライン講師」などに挑戦しましょう。
ファイナンシャルプランナーを副業在宅する際の3つの注意点

ファイナンシャルプランナーとして在宅副業を始める際に、注意すべき点が3つあります。
- 会社の就業規則で副業が許可されているか
- 年間所得20万円超で確定申告が必要
- FPの副業ではできない業務(独占業務違反)
会社の就業規則で副業が許可されているか
まず最初に、現在お勤めの会社の就業規則を確認し、副業が許可されているかを確認しましょう。
副業解禁の流れが主流になっているとはいえ、まだ会社によっては「副業禁止」や、「事前許可」が必要な場合もあります。トラブルを避けるためにも、事前の確認は必ず行いましょう。
年間所得20万円超で確定申告が必要
副業で得た年間の所得が20万円を超えた場合、ご自身で確定申告を行う必要があります。所得とは、副業で得た収入全体から、その収入を得るためにかかった経費(書籍代・通信費など)を差し引いた金額です。
この所得が年間で20万円を超えると、本業の給与とは別に税金を計算し、国に申告・納税する義務が生じます。もし申告を怠ると、本来納めるべき税金に加えて、ペナルティとして追加の税金が課される場合があるため注意が必要です。
日頃から収入と経費を記録する習慣をつけ、所得が20万円を超えそうであれば、確定申告期間に備えて準備を進めておきましょう。
FPの副業ではできない業務(独占業務違反)
ファイナンシャルプランナーの業務には、他の資格の「独占業務」を侵害しないよう相談業務の範囲に注意が必要です。弁護士や税理士など、特定の資格を持つ人だけが行える「独占業務」が法律で定められています。
ファイナンシャルプランナーがこれらの独占業務を行うと、法律違反(独占業務違反)に問われるので気をつけましょう。ファイナンシャルプランナーの仕事は、あくまで「お金に関する一般的な情報提供やアドバイス」になります。
以下のような相談・仕事を請け負った場合は法律違反に該当する可能性があるのでくれぐれも注意してください。
- 具体的な税金の計算や相談・申告書の代理作成する
- 特定の金融商品の購入を推奨する
ファイナンシャルプランナーとしての業務範囲を正しく理解し、法律を遵守しながら在宅副業することが重要です。
ファイナンシャルプランナーの副業在宅でよくある質問

ファイナンシャルプランナーの在宅副業に関するよくある質問をご紹介します。
- 未経験・独学でもファイナンシャル プランナーで稼げますか?
- FP試験の難易度と必要な勉強時間はどれくらいですか?
- 「ファイナンシャルプランナーの仕事がない」といわれる理由は何ですか?
- 初心者ファイナンシャル プランナーにおすすめしない仕事はありますか?
未経験・独学でもファイナンシャルプランナーで稼げますか?
未経験・独学からでもファイナンシャルプランナーとして稼ぐことは可能です。ファイナンシャルプランナーは資格がなくても名乗れるため、自身の知識を活かして稼げます。
ただし、お客様からの信頼を得て安定的に稼ぐためには、客観的な知識の証明となる資格や実務経験はあったほうがいいです。また、FP資格取得の対策としてわかりやすい本やYouTubeも多く、独学で学習を進めることも十分可能です。
「独学で進めるにあたって、まずは試験の難易度を知りたい」という方は、ぜひ「FP道場」と検索してみてください。FP試験の過去問が無料で公開されています。
FP試験の難易度と必要な勉強時間はどれくらいですか?
FP試験の難易度や勉強時間は、合格したい等級によって大きく異なります。
- 3級は入門レベルとされ、合格に必要な勉強時間は80時間から150時間が目安
- 2級は、より専門的な知識が必要となり、150時間から300時間が目安
- 1級は、合格までに500時間から600時間が必要で専門家レベルの難易度
筆者の経験からすると、FP2級までは独学で十分に対応できます。FP1級はかなり専門的になるため1発合格を狙いたい場合は、在宅で好きな時間に勉強できるオンライン講座も検討しましょう。
「ファイナンシャルプランナーの仕事がない」といわれる理由は何ですか?
「ファイナンシャルプランナーの仕事がない」といわれる最も大きな理由は、弁護士や税理士のような「独占業務」ができないからです。
また、具体的なファイナンシャルプランナーの業務内容が広く知られておらず、「何をしてくれる専門家なのか」が伝わりにくい点も一因でしょう。
このような理由から「仕事がない」というイメージがありますが、新NISAも誕生し、お金に対する意識が社会全体で高まっています。決して「ファイナンシャルプランナーの仕事がない」わけではないので安心してください。
初心者ファイナンシャルプランナーにおすすめしない仕事はありますか?
初心者の段階で、いきなり独立してコンサルティング業務を請け負うことは、おすすめしません。
実務経験がない初心者ファイナンシャル プランナーが、お客様の人生設計に深く関わるコンサルティングをするのは難易度が高すぎます。
十分な知識や経験がないまま独立してアドバイスを行うと、お客様に間違った提案をしてトラブルになることも……。まずは自分の知識レベルに合わせた取り組みやすい在宅副業から始めて、実績を積みましょう。
まとめ
ファイナンシャルプランナーの在宅副業に関するポイントは以下になります。
- ファイナンシャル プランナーのがおすすめな理由3つ(年齢が高くても有利・国家資格で安心・汎用性が高い)
- 新NISAの影響でお金に関する意識が社会全体で高まっており、在宅副業しやすい
- 知識の証明としてFP2級以上の取得を推奨
- FP初心者は金融教育関連の在宅副業から始めるのがおすすめ
本記事を参考に、ぜひファイナンシャル プランナーとしての副業の一歩を踏み出してみてくださいね。
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